内容説明
破戒の苦悩を脱し法の王たらん―魑魅魍魎が暗躍する平安京にもたらされた密教の颯爽たる風と息を顰めて相伝されてきた道教を融合せんとした青年僧智泉と志賀姫の流離譚。第12回歴史浪漫文学賞創作部門優秀賞受賞。
著者等紹介
泉竹史[イズミタケシ]
1954年、宮城県に生まれる。1979年、東北大学大学院中退。大阪市立美術館学芸員、京都国立博物館研究員をへて、2006年より東北大学大学院教授。『双鳥の尸解―志賀姫物語』で第12回歴史浪漫文学賞創作部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。