内容説明
青年期における家門への反発、色濃い軍国主義への無力感、戦後混乱期のカストリ雑誌との関与、そしてパチンコ業界誌創刊など、奔放に行き抜いた著者の波乱万丈の半生を軽妙なる筆致で書き出す懺悔録。
目次
老骨は朽ちず(眷族が見すえる私のゆくえ;家門へ背きつづけたわが青春;仮想敵国ソ連との対峙も;五年ごしの内地復員 ほか)
エッセイ(高らかに民族讃歌;換金追認で、どうかわる九五年パチンコ;いたみを分ける勇断に期待;老いのたわ言 ほか)
著者等紹介
野々村誠[ノノムラマコト]
1922年1月3日東京生れ。立教大学文学部予科中退。昭和18年、暴戻非情な初年兵教育を満州孫呉で受ける。同年6月、中支戦線(南京、九江、武昌)へ転属。同22年に内地復員を果す。昭和23年10月、「花書房」を設立、初版に村岡花子のエッセイ「心の饗宴」ほかを上梓するも、おりからのパチンコブームの発芽に刺戟され、業界紙誌の発刊へシフト、現在に至る。その間には一時、メーカーの(株)平和企画宣伝部(昭和34年~昭和38年)を経たのち、(株)アド・サークルを設立(昭和38年8月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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