内容説明
突然、火を噴いた緑の島。繰り返す噴火の中、三宅島の子供たちは着の身着のまま緊急避難で島を離れた。帰島の目処が立たないまま秋川の地で、前例のない小・中・高校が一体となった全寮制の学校生活がスタートする。激変した生活環境と将来への不安からくる過度のストレスと戦い、美しい島の復興を夢見てともに助け合った子供たちと教職員の感動のドキュメント。
目次
第1章 三宅島の噴火活動・島内避難・島外避難(火山活動開始から避難勧告解除までの対応(6月26日~6月29日)
避難勧告解除から夏期休業までの対応(6月末~7月末)
夏期休業から全島避難まで(7月末~8月29日)―「自然は容赦しない」→「最悪の場合を想定したシナリオ」を
島外避難への対応)
第2章 秋川での避難生活(避難当初の対応―新しい試みへの出発;避難1ヶ月後の対応;13年度の対応―秋川での新しい学校づくり;避難3、4年目(平成14、15年度)の対応―避難の長期化と帰島を視野に入れた動き)
第3章 帰島に向けて、そして帰島(帰島に向けた動き;帰島宣言を受けて学校は;帰島の開始)
著者等紹介
松尾駿一[マツオシュンイチ]
1943(昭和18)年北海道生まれ。1969(昭和44)年東京教育大学大学院農学研究科修士課程修了。都立高校教諭、教頭を経て、1998(平成10)年12月、都立三宅高校校長。2004(平成16)年3月、同校定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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