内容説明
道のわきの雑草の中に、忘れられたように咲いていた花…。どんな草花にも可憐な美しさが宿っているように、子どもたち一人一人にも美しい心が宿っている。温かく見守り、その思いを引き出してあげることこそが教育の使命である。珠玉のエッセイ集。
目次
ぎぼしの花と五十年―K君の記録より 親子の絆
美智子皇后さまの御事を 恐れ多きことながら
闇に消えた男―昭和四十四年一月のこと
万引きがやめられた女子中学生のこと
彼は、なぜ、髪を染めたのか
突然死んでしまった教え子
さて八十年を生きて
最後の地、古河
著者等紹介
稲垣静子[イナガキシズコ]
旧姓・松元。大正15年12月東京に生まれる。昭和18年3月栃木県立栃木高等女学校卒業。同年4月足利市立西国民学校助教として勤務。昭和19年11月結婚のため茨城県へ。昭和23年9月茨城県猿島郡勝鹿小学校勤務。その後茨城県古河市立第4小学校、茨城県古河市立第1小学校勤務(内地留学で東京学芸大学特殊教育学部に於いて情緒障害児の教育方法を学ぶ)。昭和60年3月退職。退職後現在まで、古河市福祉事務所家庭相談員12年間。古河市主任児童委員6年間。茨城県猿島郡五霞町教育委員会教育指導員13年間。平成17年よりボランティアで教育カウンセラーとして現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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