内容説明
東遷は倭国の大乱なしで成り立ち得なかった。前方後円墳の形は銅鏡と銅鐸からできている。三角縁神獣鏡は製作も意匠も純倭国製である―弥生時代と古墳時代を結ぶ大国の謎。
目次
1 北東アジアにおける倭国の立場について
2 弥生時代における古代出雲地方の山陰地方連合体の成立から解体まで(北九州・近畿地方と西出雲の関係)
3 弥生時代から古墳時代へとの狭間における意識変革について
4 邪馬台国の行方
5 弥生時代から古墳時代へとの狭間における銅鐸・鏡について
6 古墳(前方後円墳)の謎解き(試論)
7 その後(邪馬台国の女王台与以降)の倭国の行方について



