内容説明
将軍吉宗は、衰微した鍛刀界に活力を与えるため、刀剣史上前代未聞の鍛刀コンクールを催す。この時、全国刀匠の頂点に立ったのが薩摩の一平安代と宮原正清であった。二人は刀の茎に「一葉葵紋」を切ることを許され、朝廷より官位を授けられる。吉宗は両工の鍛えた刀の中から自らの佩刀を選ぶため、山田浅右衛門に試し斬りを命じた。第四回「中・近世文学大賞」優秀賞受賞作。
著者等紹介
波平由紀靖[ナミノヒラユキヤス]
昭和26年鹿児島県指宿市に生まる。九州芸術祭文学賞鹿児島地区優秀賞受賞(第22回、第27回、第32回)。『薩摩刀匂えり』で、第4回中近世文学大賞優秀賞受賞
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