奪われたいのちの重さ

奪われたいのちの重さ

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784873022581
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

母の顔も知らず、乳さえ飲めず、生まれてすぐに、戦火の中で死んでいった小さないのちに手を合わせ、「死んだら母ちゃんのそばに行けるで、早よう母ちゃんのとこに行きや…さいなら」と、呼びかけていた女の子の悲しい声が、50数年過ぎた今でも忘れられません。戦争の残酷さが、いのちの尊さを教えてくれました。いのちを輝かせて生きるとは…。

目次

今、いのち輝いていますか
父の焼死体はどこに―子犬「シロ」との出会い
防空壕に生き埋めになった、母とシロの「いのち」
生まれてすぐに消えた、赤ちゃんの「いのち」
奪われたいのちの重さ―許されざる大量殺人
名前も知らぬ浮浪児仲間の死
南の島で戦火に散った兵士たちの魂
野良犬と呼ばれ、ゴミと扱われた戦災孤児たち
戦災孤児ら、アメリカの大地へ
トマトの色に染まり散った十歳のいのち〔ほか〕

著者等紹介

山田清一郎[ヤマダセイイチロウ]
1935年4月兵庫県神戸市に生まれる。1945年3月神戸大空襲で父死亡。6月神戸大空襲で母死亡。その後戦災孤児となり、神戸、東京で浮浪児生活の後、孤児収容施設を転々とする。1958年3月東京・定時制高校卒業。1962年3月明治大学文学部史学地理学科卒業。1962年4月埼玉県秩父郡公立中学校教師となる。1996年3月同教師を退職
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