内容説明
知的創造のための思考の方法を7つの要件に分け、何故そのような思考方法が必要であるのかを、過去の科学史上における発見を例にとりながらその認知的構造を分析し、人間の心の働きとしての認知科学的な特徴とメカニズムの観点から説明しようとした試みの書。
目次
第1部 知識の構造と仕組みを知る(知識の構造を知る;知識を生みだす仕組みを知る;学術知創造の具体例を見る)
第2部 科学的な思考の方法を知る(科学的思考とは何か)
第3部 知的問題の発見と解決の方法を知る(知的問題はいかに発見されるか;知的問題はいかに解決されるか;情報収集の役割)
人の精神の働き
著者等紹介
福沢義晴[フクザワヨシハル]
1948年長野県生まれ。1971年大阪大学工学部原子力工学科卒業。1978年大阪大学大学院博士課程終了。1978年から1980年まで、西ドイツ・カールスルーエ原子力研究所(現ドイツFZK)客員研究員。1980年より動力炉・核燃料開発事業団(現核燃料サイクル開発機構)勤務。その間、1985年から1987年まで、フランス・カダラッシュ原子力研究所駐在。現在、核燃料サイクル開発機構・大洗工学センター・開発調整室、研究主席。専門は、熱物質移動工学、安全工学、原子炉工学など。工学博士
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