出版社内容情報
森友問題の核心は、8億円のごみの在る、無し。飛び交う情報への「答え」がこの本に森友問題の核心は、8億円のごみの在る、無し。
国有財産の払い下げなど異例づくめの対応の中で、特に値引きの根拠となった「ごみ」の真相をデータやマニフェストなど豊富な資料から解き明かす1冊。
森友問題の当初から「ごみ」の行方を追いかけてきた環境ジャーナリストがまとめた渾身の作。
口絵…………1
1 森友学園――瑞穂の國記念小学院校舎建設中/2 学園用地周辺/3隣接する市有地は10倍の値段/4 朝日新聞(17年2月9日)掲載記事/5 新たなごみ掘削予定地図/6 国交省が算定した8億円ごみ掘削3D図/7 推定地層断面図/8 地層図/9 ボーリング柱状図/10工事中の掲示板/11森友学園工事中写真(土砂の近接写真)/12藤原工業?の産廃マニフェスト/13建設工事中(校舎建設前基盤整備中)/ 14建設工事中(校舎、体育館建設に着工)/15建設工事中(校舎・体育館が完成)
はじめに…………23
第一章 森友学園が、国有地を格安で入手する経緯…………31
実収益は、鑑定価格の500分の1 ・32
森友学園問題一気に全国での話題に ・33
国会審議で本格的審議に ・38
学校法人取得と用地取得の謎 ・39
8億2200万円の値引き ・41
市民、ジャーナリスト、議員らが連携しての調査 ・43
実はごみの撤去は2回あった ・45
【まとめ】 ・49
第二章 検証――8億円の値引きと埋設ごみ2万トンの推定…………51
同じ履歴の隣接する豊中市購入土地との10倍差 ・52
埋設ごみ推計計算のデタラメ――誰でもチェック可能な間違い ・57
1回目、汚染土壌約1000t、埋設ごみ撤去は約950t ・65
調査報告書の地層図に示された3m以深の様子 ・69
【まとめ】 ・77
第三章 産廃マニフェストが明らかにする 「3m以深にごみは無い」…………81
産廃マニフェスト入手までの経緯 ・82
事業活動の結果排出されたごみは、すべて報告されるマニフェスト ・84
新築混合廃棄物194・2tと2枚の写真が語る ・88
新たな埋設ごみはゼロ――3m以深からはごみが出ていない ・92
大手メディアが報じなかった真実 ・93
【まとめ】 ・96
第四章 籠池氏逮捕と市民の告発(背任罪&公用文書毀棄罪)の受理…………99
佐川前理財局長の国税庁長官就任と籠池夫婦の逮捕 ・101
蜜月時代から逮捕への急展開 ・105
籠池氏は、森友問題の真相究明への情報提供者 ・110
特捜部は市民団体の告発状を受理した ・114
【まとめ】 ・116
第五章 会計検査院の報告、「格安払い下げ」は適切ではなかった…………119
森友問題 8億円値下げ「根拠不十分」――会計検査院指摘 ・122
会計検査院の報告は、2万tの算定式は細部に渡り根拠がない ・125
明るみに出た事実を隠す――(特例処理、嘘、隠蔽) ・127
【まとめ】 ・132
第六章 朝日新聞のスクープ 契約決裁文書の書き換えから改ざんへ…………135
「書き換え」疑惑朝日のスクープ ・138
大手メディア、各紙・各TVでも、書き換え、改ざん批判 ・142
改ざん前の決裁原本でも、隠されていた森友の核心点 ・144
【まとめ】 ・148
第七章 佐川証人喚問と偽証…………153
佐川証人喚問は、国会での虚偽答弁が発端 ・156
「すべて不動産鑑定にかけた」という偽証 ・158
【まとめ】 ・163
第八章 国交省もごみの混入率を改ざん…………165
国交省の2万t算定で使った、ごみの混入率(47・1%)の問題 ・167
国交省の提出した一覧表から、出典は「報告書(二〇一〇)」 ・170
3mまでの浅い部分のごみの混入率を、深い部分の混入率と偽る ・174
1回目に撤去したごみの撤去費用二重払いの疑い ・177
【まとめ】 ・179
第九章 総まとめ…………183
必要ない何度もの埋設ごみ撤去 ・185
国の仮説の科学的な検証――〈その1〉算定式の間違い ・189
国の仮説の科学的な検証――〈その2〉地層の調査報告書からも根拠がなかった ・190
産廃マニフェストによる決定的な証拠・事実 ・192
一つひとつのファクトが織りなす驚く事実 ・194
【まとめ】 ・196
あとがき…………201
【巻末資料】国有地(森友学園用地)をめぐる経緯 ・211
青木 泰[アオキヤスシ]
著・文・その他
内容説明
「ごみは無かったの?」森友問題の核心は、8億円のごみの在る、無し。飛び交う情報への「答え」が、この本に。人に伝えてほしい…。
目次
第1章 森友学園が、国有地を格安で入手する経緯
第2章 検証―8億円の値引きと埋設ごみ2万トンの推定
第3章 産廃マニフェストが明らかにする「3m以深にごみは無い」
第4章 籠池氏逮捕と市民の告発(背任罪&公用文書毀棄罪)の受理
第5章 会計検査院の報告、「格安払い下げ」は適切ではなかった
第6章 朝日新聞のスクープ 契約決裁文書の書き換えから改ざんへ
第7章 佐川証人喚問と偽証
第8章 国交省もごみの混入率を改ざん
第9章 総まとめ
著者等紹介
青木泰[アオキヤスシ]
環境ジャーナリスト。元大手時計メーカー研究所勤務。中途退職後、中小企業の技術顧問をしながら、「廃棄物の焼却処理による大気汚染等の環境影響」や「資源リサイクル問題」等をテーマに著作や市民活動を重ねる。3.11後、汚染がれきの広域化問題の講演会や学習会で全国約100箇所講演。「被災避難者支援」や「ごみ問題」で国会議員にも情報提供。廃棄物資源循環学会会員。環境行政改革フォーラム(青山貞一主宰)会員。NPOごみ問題5市連絡会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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