内容説明
シュヴァンクマイエルが、『不思議の国のアリス』の最初の挿画を手掛けたジョン・テニエルへのオマージュとして描いたイラスト絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
実はこれが初『アリス』♪ こんなに楽しいお話だとは思わなかった! 次から次へと起こるワンダーが、おもしろすぎる! そのワンダーに出くわすアリスが、戸惑いつつもすぐに順応していることこそが、実は一番のワンダーな気がする。ヤン・シュヴァンクマイエルの挿絵が、また凄すぎる! いざ、続け、鏡の国へ♪2010/04/19
蝶々
14
◎アメーバやろか。ミトコンドリアやろか。体に埋もれた生命体にアタシ松田聖子ちゃんみたいなビビビ婚。そやけど松田聖子ちゃんは嫌いやの。断然明菜派。2009/06/11
あなた
8
はじめて少女アリスをロリコン視線で「ただしく」とらえたのがシュヴァンクマイエル。このチェコの人形遣いのオッサン、ひとめを気にしなさすぎる笑2009/07/10
戸部アンソン
6
ストーリーは変わらずだが、挿絵がユニーク イラストレーターの方に興味があり、 動画作品も観に行った。その後しばらく忘れていたのでまた新作ないかなと思います。2021/07/24
Midori Matsuoka
6
ヤン·シュヴァンクマイエルの映画『アリス』を見て、『不思議の国のアリス』ってこんなだったか?という疑問から手に取る。 物語として改めて読むと、彼の奇妙なのに魅力的な映像は実はバッチリ合っているんだと再認識した。 このお話ってすごくヘンテコ。アリスが大きくなったり小さくなったり、謎の者に追いかけられたり追い詰められたり、だけどけっこうアリスが強気で毅然としてるのが爽快で。 彼の作品でコラージュというか変なモノが掛け合わされていたりするけど物語にもちゃんと登場してるのよね。トランプの女王とかチェシャ猫とか。2022/03/08