近世史研究叢書
松江藩の基礎的研究―城下町の形成と京極氏・松平氏

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  • サイズ A5判/ページ数 339,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872949193
  • NDC分類 217.3
  • Cコード C3321

目次

1 城下町松江の形成と変遷(城下町松江研究の現状と課題;「堀尾期松江城下町絵図」の制作工程と伝来―角筆の使用痕にみる;京極期松江城下町図と分限帳―諸本の比較検討)
2 京極氏と出雲国―出雲国守護から松江藩主へ(京極氏領国における出雲国と尼子氏;京極忠高の出生―侍女於崎の懐妊をめぐる高次・初・マリア・龍子)
3 藩主松平氏の居所と墓所(松江藩主の居所と行動―京極・松平期;松江藩松平家の墓所移転について―「御墓所整理ニ関スル一途」から;松江月照寺の高真院廟門と町大工)
4 松江藩士への道(戦場の目撃証言―島原・天草一揆と雨森清広の仕官;松江藩儒黒澤石斎の研究;雲州松江に残る江州甲賀の牛飼城主鵜飼氏の痕跡―石造物の史料批判)

著者等紹介

西島太郎[ニシジマタロウ]
1970年滋賀県に生まれる。2001年名古屋大学大学院文学研究科博士課程(後期課程)修了。同年名古屋大学、博士(歴史学)。名古屋大学大学院文学研究科講師(中核的研究機関研究員)、日本学術振興会特別研究員(PD)、名古屋大学附属図書館研究開発室研究員、松江市観光振興部歴史資料館整備室副主任を経て現在、松江市歴史まちづくり部まちづくり文化財課史料編纂室主任、松江歴史館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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wasabi

4
著者が松江に赴任して10年余の歳月を経た。この間、氏は藩主のみならず藩士や城下の形成など、松江藩史について改めて史料を掘りおこし、精力的に研究を進めてきた。本著で述べられているとおり、松江藩に関わる研究はこれまでそれぞれの研究者によって行われてきたものの、その成果をとりまとめた共通認識が形成されているとはいえない。城下町として繁栄してきた松江市が、今後それを誇り、観光都市として末永く発展するうえでは、こうした地道な研究の積み重ねがなによりも大切に違いない。2018/08/24

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