岩田書院影印叢刊<br> 庄屋心得書 親子茶呑咄

個数:

岩田書院影印叢刊
庄屋心得書 親子茶呑咄

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872945287
  • NDC分類 159.3
  • Cコード C3321

内容説明

但馬国の庄屋・西村次郎兵衛が、子孫のために安永8年(1779)に書き残した公私にわたる心得書『家風親子茶呑咄』(編者所蔵)を影印で収録し、解説を付す。作者については、いまのところ、本書から判る範囲でしか判明しないが、代々庄屋職を継ぐ家に生まれ、若くして両親に先立たれ、幼少より辛酸を嘗めたようである。全体を26章に分かち、教訓書としてはかなり大部で、学者の説く観念的な教訓ではなく、実体験に裏打ちされた庄屋の知恵が凝縮されている。家や家業を存続させつつ、子々孫々まで一族が繁栄するための日頃の心懸けや、村政の責任者たる自覚と行動のあり方を、微に入り細を穿って書き尽くした「庄屋マニュアル」。本書はまた「生活マニュアル」でもあり、西村家の生活を彷彿とさせる。なかでも、子どもの金銭教育や妾の問題など、学者の教育論にはまず見られない独自の主張も見え、子育て書としても異彩を放つ。解説は50ページにおよび、各章の要点を記し、重要な箇所は意訳を掲げ、内容の理解を助ける。

目次

家業の恩を知る事
田畑免切相対致事
我分限を知る事
次男え分地之事
子供養育の事
隠居致す事
農家の商ひ害有る事
頼母子の人数差加る心得之事
金銀賃借・質物請判抔心得之事
奉加・勧化等附事
倹約致方の事
人と参会致す心得之事
下人召仕ふ心得の事
妻子衣類等に附申附方の事
家居普請、并諸道具の事
逼塞致方の事
諸芸の農家害多き事
酒宴の節心得有る事
身の治方心得有る事
朋友善悪の事
信心の致方心得の事
神祭福を祈る咄
訴訟致心得之事
堪忍致方心得の事
忌中勤方之事
家系の咄

著者等紹介

小泉吉永[コイズミヨシナガ]
1959年東京都に生まれる。1982年早稲田大学政治経済学部卒業。1999年「近世の女筆手本」で学術博士(金沢大学)を取得。法政大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。