内容説明
一遍が逝って七百十三年の時が流れた。小川であった教団も大河となり、時には波瀾万丈のドラマも演じられ、時には世の常ならぬ栄枯盛衰の憂き目にも遭遇した。そうした教団が歩んできた道程をつぶさに検証することは、いつの時代にも求められなければならない。それがどのような歴史であったとしても、つぎの新たなる発展への道を示してくれるからである。
目次
一遍の時代
真教の時代
智得・呑海・安国の時代
一鎮から尊観の時代
尊明から体光の時代
有三から法爾の時代
如短から独朗の時代
尊任から賦存の時代
一海から尊澄の時代
尊教から尊昭の時代
尊光から一雲の時代
時宗の文化財
著者等紹介
高野修[タカノオサム]
1935年福島県梁川町生まれ。法政大学経済学部経済学科卒業。横浜聖光学院教諭、藤沢市立図書館司書、藤沢市史編纂室員、藤沢市文書館長、早稲田大学大学院講師をへて、現在、時宗宗学林講師、学習院大学講師
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