内容説明
本書は、尊徳・不二道の研究に画期的な新生面を開いた労作であるが、ささやかな機関誌に分載したままでは、参照・引用に不便なことはもちろん、江湖の識者・研究者の目に止まらずに終わるおそれがある。そこで、著者の意を受け、掲出誌面に最小限の補正をしながら、一本にまとめたものである。言い換えると、小谷三志の弟子であると同時に二宮尊徳の弟子となった人たちが、尊徳の教えに感動して、それぞれの分を尽くして精励し、初期の報徳仕法の展開と報徳思想の醸成に協力しつつ、自らも成長して行った記録である。
目次
その1 下物井村岸右衛門
その2 井上村兵右衛門
その3 欽行若林金吾
その4 峯高七郎治
その5 西物井村金兵衛
その6 大島勇助
その7 中村勧農衛
その8 柴田屋平八
その9 不退堂聖純
その10 下高田村太助