出版社内容情報
ナノは ひっつきむし。
いつも ママに ひっついています。
きょうは、ママといっしょに おでかけ。
でんしゃのなかで、ママと はなれちゃった!
ひっつきむしだけれど、ナノはちょっぴり おねえちゃん!
内容説明
ナノはひっつきむし。いつもママにひっついています。きょうは、ママといっしょにおでかけ。でんしゃのなかで、ママとはなれちゃった。
著者等紹介
ひこ・田中[ヒコタナカ]
1953年、大阪生まれ。同志社大学卒。子どもの本の作家、評論家
堀川理万子[ホリカワリマコ]
1965年、東京生まれ。画家、絵本作家。東京芸術大学美術研究科大学院修了。絵画作品による個展を定期的にひらく一方、子どもむけの本の挿絵、絵本作りにかかわる。2005年からは、オリジナルの絵本も作っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
6
いつもよりやわらかな堀川さんの絵が、印象的。“ひっつきむし”のナノは甘えん坊の女の子。弟のタケルができて、お姉さんの複雑な気持ちを抱えつつも、強くならなければという健気な思いも持つ。小さいながら、おかあさんの危機(?)には、果敢に救いの手をさしのべるほどの成長をみせる。ひっつきむしでもかまわない。みんながお互いを大切に思う家族のあたたかさが、美しい。2014/03/13
鳩羽
4
お母さんのひっつきむしだった女の子が、新しく生まれた弟のひっつきむしになってしまったお母さんを、我慢しながら寂しく眺めているのが切ない。そこから、お母さんを守らなきゃ!と電車でおじさんを撃退(勘違いなのだけど)するたくましさは、子供が自分で強く成長していく例のようで頼もしい。この独特のショッキングピンク? に近い色が、私はあまり好きではないのだけど、魔法少女っぽい勇気や正義が色で表されるのはパッと見て分かり易いのかもしれない。2014/07/21
きくえいずみ
0
4歳10カ月.2歳の妹がいる娘の,電車の中での様子をみているようだった.本人も,ちょっと恥ずかしそうにしていたので,気持ちを重ねていたのかもしれない.2015/07/26
ひの
0
よくわからない世界なんですけど。。。 でも可愛いね、ナノちゃん。何だかおっとりしてます。弟が生まれてママをとられた不安な女の子の、、、とある一場面。 うーむ。2015/01/21
ハチコ
0
弟ができて、お姉ちゃんになって・・・。以前のように、お母さんを独占できないのは仕方ないこと。分かっちゃいるけど・・・な女の子の気持ちがよく伝わる作品。最後の、「お母さんを守らなきゃ」って気持ちが、母としてはとてもうれしい。そう。お姉ちゃんって、甘えるだけじゃないのが頼もしいよね。少し大きくなってから弟ができたうちの娘がめちゃくちゃ共感して読んでたのが印象的でした。2013/06/03
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