出版社内容情報
今年7月16日、衆議院で「集団的自衛権行使などを可能にする安保法制」が強行採決され、参議院に送られた。60日以内に議決されない場合は、衆議院の3分の2以上の賛成で「戦争法案」は可決成立してしまう。つまり、このままでは安倍政権が願う「戦争参加」が実現してしまい、まず自衛隊員が日本以外の地で戦闘をし、死者が出る事態になり、それはやがて罪なき一般日本人の死を招くことになる。今。何があっても「戦争参加を阻止したい」我々国民にできることは、安倍政権が取り返しのつかない「過ち」、つまり、中高生でもわかる「完全なる平和憲法違反法制」を強行していること(「昭和47年政府見解」のありえない「読み替え」を使った、戦争参加合憲性の主張)を初めて「違憲」と論破し証明した本書を根拠に、安倍首相に立ち向かうことです。著者は、参議院議員「安保法制に関する特別委員会」委員。
内容説明
「戦争参加を絶対阻止したい」私たちにできること。それは、安倍政権が犯した「過ち」―戦争参加の合憲性を「昭和47年政府見解」のあり得ない「読み替え」を根拠に主張するという「過ち」を、完璧に証明した本書を手に、声を上げることです。平和憲法と民主主義を私たちの手に取り戻しましょう。
目次
憲法9条の解釈はゆるがない(安保法制の集団的自衛権行使は「憲法違反」;集団的自衛権行使は、憲法改正以外に不可能)
昭和47年政府見解の読み替えというマジック(昭和47年政府見解に集団的自衛権行使が存在していた?!;根拠は、たった一言の読み替え)
昭和47年政府見解を作った人に聞けばわかる(「読み替え」が違憲無効であることの立証;吉國内閣法制局長官の全否定答弁;「根底からくつがえされる」は吉國長官の言葉;真田次長の全否定答弁;角田第一部長の全否定答弁)
9条解釈の大転換が、たった2日で作った官僚文書で?!(7・1閣議決定「基本的な論理」は「ねつ造の論理」;なぜ、憲法学者の「違憲」の主張が正しいのか;7・1閣議決定と安保法制は立憲主義に反する;解釈改憲を禁じる「昭和29年参議院本会議決議」などとの矛盾)
違憲立法は永久に違憲である(「読み替え」は法治国家と民主主義を滅ぼすクーデター;安倍内閣は昭和47年政府見解にしがみつくしかない;安保法制の衆議院及び参議院の特別委員会での追及;違憲立法は国政選挙を何度重ねても、永久に違憲のまま;違憲立法を既成事実化するための自衛隊の海外出動;どうすれば安保法制を止められるか)
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