出版社内容情報
「ジェーン・オースティンの再来」と賞賛の嵐! 若干13歳の少女が書いた傑作ファンタジー! 全米のファンタジーファンが大絶賛!!
【著者紹介】
ウィスコンシン州に住む16歳。『レガシー』は14歳のときに書いた処女作。趣味は映画鑑賞、演劇、歌唱、乗馬、友達とのおしゃべり。
内容説明
空をつかさどる金色の月が赤く変わり、天空をおぞましい血の色に染めた夜、ハイタニカ王国では男の赤ん坊ばかりが姿を消していた。その17年後、ハイタニカ王国アレーラ姫のもとには、王位継承をねらう求婚者が次々と訪れ、謎めいたコカイリ王国の少年ナリアンがあらわれる。やがてあきらかになるナリアンの正体と、ふたつの王国にまつわるおそろしい伝説とは?2008年リーダー・ヴューズ・リテラリー・アワード(読者が選ぶ文学賞)金賞受賞。
著者等紹介
クリューバー,カイラ[クリューバー,カイラ] [Kluver,Cayla]
1992年10月2日生まれ。両親と2人の姉妹とともに、米国ウィスコンシン州に住む。『レガシー1』で、2008年リーダー・ヴューズ・リテラリー・アワード(読者が選ぶ文学賞)の金賞、同年ムーンビーム・チャイルズ・ブック・アワード(ムーンビーム児童文学賞)銅賞などを受賞している
平林祥[ヒラバヤシショウ]
上智短期大学英語科卒。企業翻訳を経て英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
爽
12
「13歳の少女が書いた」らしいので読んでみた。本当に13歳の子が書いたのかと疑うような内容だった。アレーラは自分の運命に抗おうと必死に想いを貫こうとしていたし、ナリアンはこの時期特有の謎めいた少年だった。17歳という難しい時期の少年たちを上手く表現していた。生まれたときからの運命は変えることができない。でも、自分の強い思いで周りを変えることはできるかもしれない。周りの顔色を窺ってばかりの人生はきっとつまらないだろう。2010/09/21
星落秋風五丈原
6
二つの国への想いに心を引き裂かれるナリアンと、王妃となってもなお彼に惹きつけられるアレーナ。禁断の恋に身を焦がす男女の王道ラブストーリーなので、二人が紆余曲折を経て結ばれるまでを、まるで保護者の如く見守っていられれば良かったのですが…別の脇役に萌えてしまいました。美男美女の恋愛をただ喜ぶには年を取ってしまったよ…。萌えた相手は恋愛小説に欠かせない敵役、ステルダー。彼女の‘キライ’には、国の定めで自分が王位を継げず、結婚相手の彼が王となることへの不満も多分にあるのかな…とも察せられる。 2014/12/25
ふうか
3
分厚い本だったけど、全然苦にならなかった。これを13歳が書いたなんて驚き。2013/03/25
すがやん
2
13歳でこの作品を書き始めたというのは驚き。少女も、青年も、オジサンにいたるまで、人物像の描き方が上手い。物語は、分厚いわりに進みが遅く、一巻はいまだ序章っぽいが、今後の展開が楽しみではある。ここから、勢いが上がれば面白くなるだろう。2010/12/02
ワッピー
2
早熟な著者によるハーレクイン・ファンタジー。執筆時の年齢が13歳とは・・いろいろ納得。2010/08/01