ビッグツリー―自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872904215
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

内容説明

苦しいときも“家族の絆”と“仕事”で乗り越えた男のドラマ―入院43回、繰り返す自殺未遂、6度の転勤、単身赴任、激務、そして…。次々におこる家族と仕事の大波乱。何がいけなかったわけではない。ただ、目の前の問題を元気に解決していくしかなかったという著者から学ぶサラリーマン一家の大樹(ビッグツリー)論。

目次

私の日記から 何のための人生か
第1章 自閉症の長男、年子の次男・長女誕生
第2章 クレイマー・クレイマーの毎日
第3章 激しい転勤、孤軍奮闘の妻
第4章 長女の自殺未遂、暴れる長男
第5章 「死にたい…」
第6章 妻再び自殺未遂、もう限界
第7章 長い夢から覚めたように
追補 『ビッグツリー』を出版して

著者等紹介

佐々木常夫[ササキツネオ]
1944年秋田市生まれ。1969年東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、長女が誕生し、結婚して3年で3児の父になる。妻は、肝臓病がもとで入退院を繰り返すうち、うつ病を併発し、何度か自殺未遂をする。43回もの入院をした妻も、最近は回復しつつある。すべての育児・家事・看病をこなさなくてはならない過酷な日々の中でも、仕事への情熱は衰えず、大阪・東京と6度の転勤、破綻会社の再建やさまざまな事業改革に全力で取り組み、2001年、東レ同期トップで取締役となり、2003年より東レ経営研究所社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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naobana2

24
【図書館】佐々木さんの本強化月間(笑)うつ病で2回の自殺未遂をした妻、自閉症の息子、自殺未遂をした娘、家族の歴史をまとめています。家族を支えつつ出世する。「多読家に仕事ができる人はいない」と、「優れたミステリー小説は途中に犯人のヒントがある」というのも気になった(笑)2015/11/23

HaruNii

10
強く感銘を受けまして、久しぶりに本棚登録です。 長男は自閉症、妻はうつ病で入退院を繰り返す。家族を支えつつ、仕事は妥協しない。とても私には真似できないです。 家族との手紙も紹介されていて、包み隠さず正直に書き記しています。本音でぶつかり合い支えあうというのはこういう事かと。2018/10/15

Yuichi Yamasaki

7
家族とともに生きる長い人生では病気、事故、仕事問題、人間関係などいつ何が起きるかわかりません。もし、そんな不測の事態が起きてもこれも人生の一部と、すべてを受けいれ、強さと優しさ、希望を胸に明るく生きていきたい。外から見えない根っこは自分自身の不動の信念を秘めながら家族愛、仕事への情熱、社会人々のとの深い関わりを幹、枝葉とし、風雪に耐え凛と立つ大きな「父の樹」、それがビックツリーなのです。2016/02/15

rinrin3

6
こんなお父さんがいたら、すごいとは思うけれど、うちの夫じゃなくてよかったとも思った。どうも奥さん視点で読むと、微妙な感想しかでてこない。2013/12/28

めん

6
壮絶な日々を感じさせない明るい本。 「苦しかったこと辛かったことにユーモアをまぶして笑いで表現することのできるリアル大阪人の真骨頂を見た」と表現される佐々木さん夫妻。そんな生き方をしたい。     そして、奥さんではなく、佐々木さんに感情移入し読んでいた・・・「(自分の夫に)こんな夫になってほしい」ではなく、「(自分自身が)この人のように、仕事をしつつ、家庭を支えたい」って。そう思える自分が好き。 Aちゃんに借りた本2011/09/12

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