内容説明
本物の歴史評論がよみがえる。吉田松陰から富永有隣、赤根武人、前原一誠まで。司馬遼太郎との対談収録。
目次
僧月性のこと
吉田松陰
吉田松陰と富永有隣
吉田松陰とハンター―「荒」「暴」が目にあまる昨今
攘夷のハムレット―赤根武人
敗軍の将己れを語らず
大島のもののふども―世良修蔵
悲願の殿様・吉川経幹
勤王党の叛乱
萩の挽歌・前原一誠
前原一誠を書き終えて
『天皇の世紀』について
山口の維新資料展
河上徹太郎 司馬遼太郎(対談)「動乱を生きた一つの青春 吉田松陰をめぐって」
著者等紹介
河上徹太郎[カワカミテツタロウ]
1902‐1980。長崎生まれ。文芸評論家。音楽評論から文筆活動をスタートし、フランス象徴詩の研究からその批評原理を確立した。郷里・長州の幕末の志士に関するエッセイも執筆。小林秀雄、中原中也、白洲次郎・正子らとの交遊や、狩猟家としても知られる。文化功労者
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