内容説明
もし長靴を脱がされたら、サンタはチョコレートに…。ある日突然空から落ちてきた、キャンピングカーに乗ったサンタクロース。少年ベンは、ユレブックという名の本物サンタを、ニセモノサンタから守ることができるのか。子どもたちとくりひろげる冒険に満ちたクリスマスファンタジー。
著者等紹介
フンケ,コルネーリア[フンケ,コルネーリア][Funke,Cornelia]
1958年、ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28歳の時からは自分で文章も書くようになり、以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。ハンブルクに住んでいたが、しばらくのあいだカリフォルニアで著作活動をすることを選び、2005年5月家族と愛犬とともにロサンゼルスに移住した
浅見昇吾[アサミショウゴ]
慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。ベルリン・フンボルト大学留学を経て、上智大学外国語学部准教授。外国人が取得できる最高のドイツ語の資格・大ディプローム(GDS)を持つ数少ない一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
二藍
11
この本をクリスマスプレゼントに贈られたひとは、大人でも子どもでもきっと嬉しい!と思える作品。表紙イラストはもちろん、背表紙裏表紙の赤、スピンのエバーグリーンと、クリスマスカラー全開の装幀がとても素敵。最後のサンタクロース・ユレブックと少年少女のクリスマスまでの戦いも、ときめきとスリルがあってページをめくる手が止まらなかった。イメージのサンタクロースとは違うけど、まぎれもないサンタの良心を持っているユレブックの人物造形がすごく魅力的。きらきら光る、子どものころのままのクリスマスの夢を見せてもらった気分。2013/12/27
頼ちゃん
4
フンケさんの本は「どろぼうの神さま」がとても好きで、「魔法の声」シリーズや「竜の騎士」が気になりながらも、クリスマスが近いのでこれを読んでみました。装丁やイラストもステキ。イラストもフンケさんです。内容も読みやすくてよかった。2014/11/29
緑めがね
3
ヴァルデマールさんの行いはちょっぴり怖かったですが、優しいユレブックさんと優しい子供たちの心暖まるお話でした。ベンさんの両親との関係も最後には微笑ましいものとなり、素敵でした。共読本4冊目としてコルネーリア・フンケさんのお話ををご紹介下さった鑑真さんに感謝感謝です(*^^*)2013/01/09
そら@真面目にダイエット中
3
本物のサンタは、ひょろっと痩せていて髭もなく、イメージしてるサンタとはかなり雰囲気が違いますが、「サンタはブーツを脱ぐと24秒後にはチョコレートになってしまう」とか、「クリスマスに雪を降らせるスノーマシン」とか、色々と面白いことが出てくるし、悪い偽物のサンタから本物のサンタが逃げ切れるのかとか、ハラハラドキドキの展開で、読み始めると一気に読んでしまいます。2009/12/30
希咲(きさ)
2
ワクワク、ハラハラする素敵なクリスマスの物語。一見頼りなく見えるサンタらしくないユレブックだけど、実は心優しくて子どものことが大好きな"本物"のサンタさん♡彼と二人の天使、そしてたくさんの妖精たちがキラキラした魔法でクリスマスを彩ってくれます。2022/03/05
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