CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872902358
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

<内容紹介>
小泉自民大勝利、
ホワイトバンド大流行、
韓流ブーム、
ヒットのからくりはマーケティング理論にある!

あなたのココロと財布が狙われている!
マーケティングのプロが明かす
メディアの「常識」

<目次>
第1章 テレビでブームはつくられる
すべてのブームは作られている/テレビは広告を放送するビジネス/進化する広告/
月曜9時の番組がCMだった!/番組が広告に浸食される!/番組が広告として小売されて
いる!/演出の名を借りた「見えない広告」/「見えない広告」が進む映画事情/「見えない
広告」はニュースにも!/NHKなら信頼できるか?/NHKの「見えない広告」/新聞の
一面をかざるあやしい情報/新聞記事はお金で買える!/新聞へのPRは進化している/
新聞記者を飼う方法

第2章 マーケティングがあなたを狙っている
あなたの関心が売られている/「あなた」の情報管理は永遠に続く/マスコミをコントロール
する方法/マスコミを手玉にとる4つの方法/情報洪水/統制された情報漏洩/コーチング/
PRが成功するための必要条件/戦争はPRの大舞台/PRで「国際社会の名誉ある地位」を
買ってみる/PRしてれば海外派遣は不要だった?/広告の強さの秘密とは?/広告にとって
望ましい番組とは?/合理的なスポンサーのマーケティング論/メディアの影響力は本当にある
のか?/そして考えさせるな/合理的マーケティングとの連動

第3章 テレビをほんとうに面白くするために
限られたパイの奪い合い/東京に情報が集中する理由/テレビと携帯電話の電波をめぐる奪い合い
/テレビ離れがおきかねない時代に/マーケティングはこれからどう変わる?/メディアの中の
ホントとウソ/新しいメディアの「見えない広告」/進化したマーケティングの未来像/消費者
ローンCMがなぜ増えるのか?

わたしたちはこれからどうすればいいのか

内容説明

あなたが今日、見ようとしているテレビの人気番組も、感動したあの名作番組も、実は番組じたいが広告だった!?CMを見ない人が急増する現在、マスメディアでは「見えない広告」が急速に拡がっている。マーケティングのプロが明かすテレビ・新聞・雑誌が書けないメディアの「常識」。テレビの新しい見方ができるようになる。

目次

第1章 テレビでブームはつくられる(すべてのブームはつくられている;テレビは広告を放送するビジネス;進化する広告―タイアップ広告 ほか)
第2章 マーケティングがあなたを狙っている(あなたの関心が売られている;「あなた」の情報管理は永遠に続く;マスコミをコントロールする方法 ほか)
第3章 テレビをほんとうに面白くするために(限られたパイの奪い合い;東京に情報が集中する理由;テレビと携帯電話の電波をめぐる奪い合い ほか)

著者等紹介

谷村智康[タニムラトモヤス]
1963年生まれ。大学卒業後、ケーブルテレビ局勤務などを経て、博報堂で、大手自動車会社や携帯電話会社などを担当。その後、外資系コンサルティング会社でテレビキー局や大手広告代理店のコンサルティングに参加。外資系通信企業のマーケティングマネージャーとして、電通やヒル&ノールトン(『戦争広告代理店』のモデル)を使ってキャンペーンを構築した経験を持つ。現在、仙台市産業振興事業団のプロジェクトマネージャーとして、マーケティングの指導にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

xtc1961ymo

2
かなり、赤裸々にテレビにおける、消費行動を煽る情報戦略について、その道のプロが教えてくれる。テレビパブ屋の「見えない広告」花王のノウハウの蓄積、一番おいしい舞台は戦争、言いっぱなしでよいし、反対する者には、非国民のレッテルを貼れる、関連書籍の「戦争広告代理店」も読みたくなりました。携帯サイトの評判も有名人に頼めばお金で買える事はもう、皆さんご存知の通りです。ここまで、えぐいのかと、テレビを見ない私でも呆れてしまいました。まさしく洗脳するメディアとそれを商売とする会社の内幕がまざまざとわかった。2014/10/15

beeline

0
アマゾンでレーティング良いのに絶版。調べたら著者「谷村智康」氏のサイトでpdfダウンロード可で誰でも読める。初版2005年なので、内容は既に誰でも知っていることも多いと思うけど、うまく整理して書いてある。私は花王の件は知らなかったよ。2015/07/24

maki

0
CMや視聴率の仕組みについてよくわかりました。録画されているテレビ番組は視聴率に含まれないようですが、それはそうですよね。CM飛ばして観るから。2014/12/10

dice-kn

0
なるほど世の中が視聴率を有難がっている理由がよくわかった。民放局はスポンサーにお金を出してもらわないと成り立たないから、どうしても視聴者よりスポンサーの方を向いてしまうんだな~。少し前の本だけど私にとっては新鮮だった。2014/11/26

Spike

0
戦争広告代理店のレビューを見ていると、複数の方がこの本を挙げていたので興味を覚え読了。テレビ局や広告代理店等の職を経験した筆者がテレビ局の事情からメディアの内側を解説している。少々、業界の内側を知っている優越意識が前面に出ており、浅いところで解説が終わっている箇所が複数あるのが残念だが、全体を通してわかりやすく解説している。業界の仕組みを考えたときに、民放が視聴者側に立って製作することはない、と言われればその通りだし、消費を促す仕組みを設けるのも必然か。メディアリテラシーの必要性を改めて痛感した。2014/07/13

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