内容説明
今夜もどこかで完全トリックが成立している。知られざる年間1兆円のブラックマーケット。いくつものトリックが交錯する不法投棄のカラクリは闇のヴェールに包まれている。産廃Gメンとして不法投棄ゼロを達成した現役行政マンが、その真実を解き明かす衝撃の書。
目次
第1部 不法投棄という構造的犯罪(産廃処理の二重構造;不法投棄シンジケート)
第2部 産廃コネクションの実像(穴屋;一発屋 ほか)
第3部 迷走する産廃処理システム(中間処理施設;最終処分場 ほか)
第4部 産廃戦争を終わらせるために(産廃Gメン;不法投棄対策への緊急提言)
著者等紹介
石渡正佳[イシワタマサヨシ]
1958年生まれ。1981年に千葉県入庁。1996年4月から千葉県環境部産業廃棄物課で、産廃行政を担当し、現在千葉県で活躍している産廃Gメン「グリーンキャップ」の創設にかかわった。2001年4月からは、海匝(かいそう)支庁県民環境課で監視班のリーダーとして現場の調査チームを率い、全国でも最大級の不法投棄常習地帯といわれた銚子市で、短期間のうちに不法投棄ゼロを達成した。専門は財務分析。税務調査も上回る厳しい立入検査によって、不法投棄への関与を明らかにしている
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