内容説明
ふと気づけば、自分の名前さえ思い出せなくなっていた少年、相茶流。彼の従姉妹だという早苗、冬香、倫、美里の四姉妹とその父親が住む橘高家に居候することになった流は、何もかもがわからない状況ながらも、それなりに平穏な日々を暮らしていた。ところが、あるひとつの哀しい事件をきっかけに、しばしの平和は脆くも破られることとなった。次々と起こる惨劇。狂気に彩られた殺人事件に不安を覚える流。そして、その不安な予感は、思いとは裏腹に徐々に流と四人の姉妹たちの元へと迫ってくるのであった…。
著者等紹介
七瀬夕奈[ナナセユウナ]
1977年生まれ。バンタン電脳情報学院シナリオ&ライター科卒業後、ゲーム業界中心にフリーで活動中
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