内容説明
ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)と呼ばれる新しいビジネスモデルが日本に紹介されたのは1999年のことである。その後国内の情報通信業界にASPブームが到来した。その一方、ASPのビジネスモデルは日本の情報通信の実態に合わせて変化するのではないかという議論がなされることも多かった。IT不況のあおりを受けてASPのブームは一挙に冷めて悲観論がささやかれる時期もあったが、特定非営利活動法人ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパンの調査によればASP事業をサービスしているプロバイダの数は2002年には600社を超えるまでになっており、その実態を調査しASP事業の健全な発展のための施策を検討し、今後のビジョンを描く時期にきている。本白書は財団法人マルチメディア振興センターの支援を受けてASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパンがとりまとめたものである。
目次
第1部 概要(ASPとは;ASPの市場規模とその予測 ほか)
第2部 民間市場におけるASPの利用動向(民間市場におけるASPの普及状況と動向;ASPサービスベンダーのサービス実態)
第3部 行政におけるASPの利用動向(行政・公共におけるASPの可能性;ASPによる共同利用型アウトソーシング ほか)
第4部 ASP普及に関する提言(ASP、現在までの経緯;ASPの普及、促進要因と阻害要因 ほか)
付属資料