いばらきbooks
奥七郡から出発―常陸佐竹氏の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872732979
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0321

内容説明

佐竹氏は、茨城県北部の「奥七郡」から身を興し、浮沈の時代を経ながら470年にわたって勢力を維持した。豊臣秀吉の時代には常陸国を統一。その石高は伊達政宗らと同じ規模を誇った。上納金の量は全国3番目という経済力も持っていた。本書はその常陸時代の佐竹氏を「後三年の役」から「国替え」まで節目ごとに取り上げ、当主の歴史的選択の背景に迫った。史料や伝承をもとに常陸佐竹氏の全体像に迫り、常陸佐竹氏の変遷をドキュメント・タッチでまとめた入門書。

目次

家祖・源義光
いわき「菊田庄」
策秘めた武田郷
佐竹冠者の勢力
平泉と西光寺本尊
頼朝の佐竹攻め
最初の決断
御家人暮らし
美濃の統治
望郷〔ほか〕

著者等紹介

冨山章一[トミヤマショウイチ]
1949年、常陸大宮市生まれ。1976年、茨城新聞社入社。企画情報局長、経営戦略室長、役員室長、地域連携室統括などを歴任、2015年4月に退職。常陸佐竹研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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月をみるもの

8
やくしまるえつこ姫の KENPOKU テーマソング「わたしは人類」を聴きつつ、秋晴れの常磐道を常陸太田へ。鯨ヶ丘の展示「常総佐竹市」で、常総佐竹「氏」の軌跡について学び、復習用に本書を購入。現代アートはよーわからんけど、「サインズ オブ メモリー」には心を動かされた。: https://kenpoku-art.jp/artworks/d14/2016/11/06

韓信

1
家祖・源義光の後三年の役参陣と常陸進出から佐竹義宣の秋田転封まで、470年に及ぶ常陸における佐竹氏の沿革を描く概説書。鎌倉時代の雌伏や内乱の続く室町期など各時代における佐竹氏の様相がコンパクトにまとまっている。もとが茨城新聞の連載のためか、遺址や地元の伝承にも目配りをし、郷土史家など地域の人々の思いも汲み取った地域色の濃い内容。承久の乱の功績によって美濃にも領地を得、その美濃佐竹氏が後々室町幕府と宗家のパイプ役となり、佐竹義篤の関東武者として異例の侍所頭人就任を支えたという推測など、意外な側面も面白い。2015/10/03

Kanbukyoukou

0
北条氏贔屓ではあるが佐竹氏もまた惹かれるものがあった。2017/11/07

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