目次
第1章 暴力の形而上学(「誰でもよい」「誰でもない」;自然状態と暴力;理念と暴力;現れの空間と暴力)
第2章 暴力概念のひろがり―肉体的苦痛と包摂/排除のあいだ(暴力概念の拡大;暴力概念のマトリックス;暴力概念の「新旧論争」)
第3章 不気味なものの支配と暴力―リアリティ喪失の時代とリアリティの再考(不気味なものとは何か;存在風景としてのリアリティ;生きていることへの実感としてのリアリティ(生のリアリティ)
現代におけるリアリティの表出法の問題
最近のリアリティ問題の取り扱い方の事例)
第4章 戦争と暴力―「戦う道具」としての兵士(イラク戦争とPTSD;シェルショック;二重の非人間化;戦争における虐殺;兵士の供給源)
第5章 近代天皇制とキリスト教―日本近代史における「国家と宗教」の暴力一考(天皇制の宗教と暴力;戦時下日本キリスト教と天皇制)
著者等紹介
海老澤善一[エビサワゼンイチ]
1945年生、愛知大学文学部、哲学
太田明[オオタアキラ]
1955年生、前愛知大学法学部、現玉川大学文学部、教育哲学
高須健至[タカスケンジ]
1946年生、元愛知大学経済学部、日本経済論
田川光照[タガワミツテル]
1950年生、愛知大学経営学部、フランス文学
常石希望[ツネイシノゾム]
1947年生、愛知大学法学部、韓国学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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