目次
序説―哲学の精神のために
第1章 確かさをもとめて―R.デカルトの方法的懐疑
第2章 感覚による知識の基礎付け―J.ロック・G.バークリ・D.ヒューム
第3章 認識の限界と自由意志―I.カント
第4章 弁証法と共同性回復への途―G.W.F.ヘーゲル
第5章 学問の基礎付けを目指して―E.フッサール
第6章 実存としての人間、取り戻された存在論への途―M.ハイデガー
第7章 世界に差し込まれた探査針としての人間―H.ベルクソン
第8章 世界と言語、そして沈黙の内なる生―L.ウィトゲンシュタイン
著者等紹介
川端繁之[カワバタシゲユキ]
1993年北海道大学大学院文学研究科博士課程退学。北海学園大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かとう あき
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近現代哲学での重要なトピックス、観念論、経験主義、カントによる転回とヘーゲルによる概念と存在の対立の克服について。また、フッサール 、ハイデガー、ベルクソン、ウィトゲンシュタインらの主に前期の思想について書かれていた。各章30p程度なので、難があるところもあったが、入門書としてはある程度まとまっており、前述の対立が一貫して軸になっているので読みやすい。加えて、その対立から出てくる自由についての問題も触れていた。それぞれの思想に対し入門的な参考文献をいくつかあげてくれていたのもありがたい。2013/05/14