内容説明
ゴジラ映画誕生から70年。ゴジラの暴威は、現代人の自然への所業の写し鏡ではないか。時代、国境、そして娯楽映画の域をも超えて魅了し続けるゴジラの意義を日米の研究者が分析する。
目次
第1章 善と悪との格闘―「スモッグ・モンスター」ヘドラの前史に向けて
第2章 ゴジラの咆哮は続く―ホームビデオ時代の米国におけるゴジラ映画の配給
第3章 ゴジラの声(あるいは啓示)
第4章 ミレニアル世代の体験―米国のZ世代とゴジラ映画
第5章 ゴジラとGodzilla―日米並行制作体制の行方
第6章 純米国製ゴジラの誕生―ハンナ・バーベラのアニメーションからモンスター・ヴァースまで
第7章 中心を探して―母なる地球、ゴジラ、そしてコングとの関係
第8章 われわれが病原菌なのだ―静野・瀬下監督のアニメーション映画『GODZILLA』三部作とドハティ監督の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』におけるエコファシズム
著者等紹介
池田淑子[イケダヨシコ]
立命館大学国際関係学部教授、専門は記号学、カルチュラルスタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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