内容説明
長年人々が暮らしてきた建物は知恵の宝庫である。これらの建物をめぐって地域振興の拠点としての役割を考える。
目次
第1章 伝統的木造住宅と国民の文化向上(古い日本住宅に見られる生活の工夫;建物がもつ潜在的教育力すなわち住育の力;伝統的木造住宅がもつ住育の検証;知恵の宝庫と工夫する心―勿体ないの心と家;小学生の文化力を高めよう;自然と共生する住居)
第2章 歴史的建造物とヘリテージマネージメント(文化財と文化遺産;文化財を管理するヘリテージマネージャー;美しい街並みを残そう)
第3章 登録有形文化財の保存と活用(登録文化財制度と大阪府の登録有形文化財;民家に生きる木の建築文化の継承を;伝統的木造住宅における教育・文化活動)
著者等紹介
畑田耕一[ハタダコウイチ]
大阪大学名誉教授。昭和9年大阪市生まれ。大阪大学理学部化学科卒、大日本セルロイド(株)(現ダイセル化学工業(株))勤務。のち大阪大学基礎工学部助手、助教授、教授、基礎工学部長、大阪大学副学長他を務める。平成10年大阪大学を退官後は、福井工業大学応用理化学科教授、放送大学客員教授、豊中ロータリークラブ会長等。専門は高分子科学。国際純正応用科学連合高分子命名委員会委員、Polymer Bulletin,Progress in Polymer Science,Polymer Newsなど多くの国際誌の編集委員として国際奉仕活動にも尽力した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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