内容説明
バルトークのすべての民俗音楽編曲作品を概観するとともに、全体像を再構築し、その思考法に迫る。
目次
第1部 民俗音楽編曲の全体像(前提・目的・方法;民俗音楽編曲作品の概観;結語)
第2部 “44の二重奏曲”の成立(問題と方法;資料の状況;「草稿」の検討;ドフラインの手紙;民俗音楽素材の由来 ほか)
補論 ジグソーの最後の数片:“44の二重奏曲”第8番「スロヴァキアの歌」のオリジナル民謡
著者等紹介
伊東信宏[イトウノブヒロ]
1960年京都市生まれ。大阪大学文学部、同大学院修了。日本学術振興会特別研究員、ハンガリー国立リスト音楽院客員研究員などを経て、1993年より大阪教育大学教育学部助教授。2004年より大阪大学大学院文学研究科助教授、同准教授を経て、2010年同教授。博士(文学)。著書『バルトーク』(中公新書、1997年、吉田秀和賞)、『中東欧音楽の回路』(岩波書店、2009年、サントリー学芸賞、木村重信民族藝術学会賞)など。ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー。朝日新聞、NHK‐FMなどで定期的に解説、批評を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。