河口慧海著述拾遺 補遺

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784863301900
  • NDC分類 180.8
  • Cコード C0315

内容説明

2013年に初公開された河口慧海の書簡(肥下里子氏所蔵資料)を奥山直司氏の編集・校訂で、著述・対談・随筆などの未整理の資料を高山龍三氏の編集・校訂で収録。得度したばかりの慧海も深く関わった黄檗宗の紛争や、青木文教とのいわゆる「大正の玉手箱事件」として知られる蔵経問題、チベット版般若心経の和訳、短歌から座談会での発言などまで、貴重な一次資料を公開!慧海の実像に迫る一冊!

目次

第1部 黄檗紛争(黄檗宗録事を読んで其前途に一言す;黄檗宗の前途 ほか)
第2部 蔵経問題(公開状 青木文教氏に与ふ、西蔵大蔵経問題;再び青木氏に与ふ ほか)
第3部 チベット旅行(世界の秘密国西蔵;西蔵入国記 ほか)
第4部 仏教(古梵仏典の腐焼;蒙古仏教と西蔵仏教 ほか)
第5部 その他(肥下徳十郎への書簡など;西蔵最近の内情 ほか)

著者等紹介

河口慧海[カワグチエカイ]
仏教学者、僧侶。和泉国堺(現・大阪府堺市)生まれ。哲学館(現・東洋大学)で学び、黄檗宗で出家。仏教の原典を求め、単身チベット探検を敢行、明治34年(1901)日本人で初めてチベットの首府ラサに到達する。大正3年(1914)2度目のチベット入りを果たし、チベット大蔵経等を将来する。帰国後、大正大学教授。(1866‐1945)

高山龍三[タカヤマリュウゾウ]
1929年大阪生まれ。大阪市立大学大学院を経て、東京工業大学助手、東海大学助教授、大阪工業大学教授、京都文教大学文化人類学科教授を務める。定年退職後、チベット文化研究会会長。主にヒマラヤ・チベットの民族誌研究、近年は河口慧海の研究に従事

奥山直司[オクヤマナオジ]
1956年山形県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。高野山大学教授、高野山大学密教文化研究所長。専攻はインド・チベット密教史、仏教文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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