内容説明
アジア通貨危機とリーマンショックをへて目覚ましい経済発展をみせる東アジア。この地域の新興国は今後どこへ行くのか。各国が直面する生産と消費、生存とリスクの諸問題を考察しつつ、「課題先進国」日本の立ち位置を再検討する。
目次
現代東アジアを読み解く
1 生産と消費(東アジア生産ネットワークの変容;産業クラスターの形成;消費市場としての東アジア;消費生活の諸相)
2 生存とリスク(東アジアの格差問題;格差を乗り越える;東アジアの高齢化問題―東アジア高齢化問題への視点;東アジアの環境問題とグリーン経済化;東アジアのHIV/エイズ問題;人間の安全保障と東アジア;東アジアにおける「課題先進国」日本の立ち位置)
著者等紹介
河森正人[カワモリマサト]
大阪大学大学院人間科学研究科グローバル人間学専攻・教授。1959年富山県生まれ。アジア経済研究所研究員、タマサート大学タイ研究所客員研究員、在タイ日本国大使館専門調査員、チュラーロンコーン大学経済学部客員研究員、大阪外国語大学外国語学部助教授、同教授を経て現職。大阪市立大学大学院創造都市研究科博士後期課程修了。博士(創造都市)。主たる研究分野は、東アジアの高齢者地域福祉。『タイの医療福祉制度改革』(御茶の水書房、2009年)により、第31回発展途上国研究奨励賞(ジェトロ・アジア経済研究所主催、2010年)を受賞。2011年に、大阪大学功績賞(研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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