内容説明
ワニたちの謎を解く手がかり!日本化学会化学教育賞受賞。
目次
1 巨大ワニ化石発見(マチカネワニの発見)
2 ワニのからだ(ワニはどのような動物なのか;ワニ類の進化 ほか)
3 マチカネワニ大解剖(研究史・発見と命名;巨大なマチカネワニ ほか)
4 世界からのコメント(トミストマ亜科の進化;東アジアのトミストマ亜科 ほか)
5 日本各地の仲間たち(日本に棲んでいたマチカネワニの仲間;もう一頭の“マチカネワニ”といわれてきたキシワダワニ ほか)
著者等紹介
小林快次[コバヤシヨシツグ]
1971年福井県に生まれる。1995年米国ワイオミング大学卒。現職、北海道大学総合博物館准教授。(兼務)北海道大学理学院。専門は古脊椎動物学。学位はPh.D.
江口太郎[エグチタロウ]
1947年大分県に生まれる。1970年大阪大学理学部卒。現職、大阪大学総合学術博物館館長・教授。(兼務)大阪大学大学院理学研究科。専門は物理化学・博物科学。学位は理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Uzundk
3
大阪大学豊中キャンパスの工事中に化石マニアの2人が偶然化石を発見し、博物館に持ち込まれたことによって工事を中断し正式に発掘に至ったという。頭骨だけで102cmもある巨大なワニの化石。鳥類に近いのは初めて知りました。鼻先が長く東洋の龍のような見た目だな。下あごが欠損していて、それも生きている間になくなっている、それでもしばらく生きてらレ滝と言うのは驚き。噛まなくても良いのか。2015/06/23
Tatsuya
0
阪大豊中キャンパスから発掘され、阪大の総合学術博物館に収蔵・展示されているマチカネワニ化石についての解説書。現生ワニの特徴や分類の解説から始まり、マチカネワニの各ホネのパーツごとに、どのような特徴があり、どういう風に現生ワニと違い、新属とされるのか、といった詳細な解説が続き、非常に読み応えがあった。数年間に渡って積読していてごめんなさい。2015/09/01
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- 和書
- 想像的なものの人間学