目次
憲法って何ですか―憲法の意味
日本国憲法は押し付けられた憲法だって本当ですか―日本国憲法の制定過程とその正当性
どうして憲法に従わなければならないのでしょう―憲法の最高法規性
人権って何ですか―基本的人権の意味
人権もみんなの利益のためには制約されて当然でしょうか―人権と公共の福祉
一緒にゴールするのが平等でしょうか―平等権
男と女も同じ人間のはずなのに―性差別
選挙なんてうっとうしいだけなんですが―選挙権
宗教って何だか怖くありませんか―信教の自由と政教分離
やっぱ他人の名誉を傷つけるのはまずいですよね―名誉毀損と表現の自由〔ほか〕
著者等紹介
松井茂記[マツイシゲノリ]
1955年愛知県に生まれる。1980年京都大学法学研究科修士課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科教授(1994年より)。専門分野、憲法学、マス・メディア法。研究テーマ、司法審査理論、表現の自由、デュー・プロセスに関する研究。所属学会、公法学会、日米法学会、関西アメリカ公法学会
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
4
「実は国民主権については、大きく異なった理解があり、何が国民主権なのかをめぐってコンセンサスはないのが現状です」●ポイントですね「ひとつの理解は、主権は憲法を制定する力(憲法制定力)のことだとしたうえで、国民主権とは、憲法を制定したのが国民だという意味だとします…この主権者である国民は実在する人間ではありません。選挙権を有する選挙民は、国民そのものではありませんので、選挙民の意思は国民とは異なります」「もうひとつの理解は…望ましいのは市民による直接的な政治決定です…可能であれば直接民主制がとられるべきです2015/08/20
ぽち。
0
集中授業の教科書だった