内容説明
もっとも基本的な接続詞であるandに関わる事例を中心として、さまざまな言語現象と意味機能の関わりを観察。その際できるだけ具体的な例を多く用いることによって、記述的、実証的な説明を重視する。
目次
第1章 本書の構成と基本的スタンスについて
第2章 語形成レベルの問題―等位接続‐接辞形態素の等位接続構造について
第3章 句レベルの問題―縮約‐「go/come+動詞」構文について
第4章 単文レベルの問題―イヴェント統合‐分離先行詞を取る再帰代名詞について
第5章 単文レベルの問題―スコープ解釈‐respective/respectivelyの分布について
第6章 重文レベルの問題―再構築‐照応代名詞のsloppy identity解釈について
第7章 重文レベルの問題―代用‐動詞句代用表現do it/do soの分布について
第8章 重文レベルの問題―削除‐Gapping現象について
第9章 複文レベル(さらにテキストレベル)の問題―抜き出し‐等位構造制約について
第10章 総論
著者等紹介
岡田禎之[オカダサダユキ]
博士(文学)。1965年奈良県に生まれる。1991年大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学文学部助手、岡山大学教養部講師、岡山大学文学部講師、金沢大学文学部助教授を経て、1988年より神戸市外国語大学助教授
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