父親たちの星条旗

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872577303
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報



ジェームズ・ブラッドリー[ジェームズブラッドリー]
著・文・その他

ロン・パワーズ[ロンパワーズ]
著・文・その他

大島英美[オオシマエミ]
翻訳

内容説明

太平洋戦争時、日米がもっとも激しい死闘をくりひろげた島、硫黄島。この山頂で星条旗が掲揚される瞬間をとらえた写真は、60年以上にわたり、何億もの人々の魂をゆさぶり続けている。この写真の中の掲揚者たち6人のひとり、著者の父はなぜ、終生「英雄になった瞬間」を語らなかったのか。著者はやがて、大戦という運命に翻弄された父の姿と、彼の静かな美徳を発見する―。4度目の映画化で新たな話題を呼ぶ、迫真のノンフィクション。

目次

聖なる地
アメリカを代表する若者たち
アメリカの戦争
発令
攻撃最前線の鍛錬
艦隊
Dデイ
Dデイ・プラス1
Dデイ・プラス2
Dデイ・プラス3
星条旗
神話
「ぼくたちの今日をあげたんだよ」
アンティゴ
帰還
戦争債ツアー
名誉をめぐる対立
映画と記念像
戦争の犠牲者たち
あたりまえの美徳

著者等紹介

ブラッドリー,ジェームズ[ブラッドリー,ジェームズ][Bradley,James]
作家活動の傍ら、全米各地で講演する。処女作『Flags of Our Fathers』は全米で百万部以上のベストセラーとなり、世界各国で翻訳されている。「ジェームズ・ブラッドリー平和基金奨学金制度」を設立、アメリカの高校生を毎年、日本または中国に留学させている。大学生時代、上智大学に一年留学。ニューヨーク州在住

大島英美[オオシマエミ]
英語児童書ディレクター、ペイパーウェイト・ブックス代表、翻訳者。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

116
硫黄島に星条旗を揚げるまでの恐怖の戦い。星条旗を揚げたあとも実は続いていた地獄。そして、あの写真を使ったプロパガンダに狂わされていく生存兵。写真に写っている生存兵を父に持つ息子が書いた本。日本に留学までした息子が描く硫黄島の戦争は、はっきりそうと言い切れない些細な違和感を私に持たせる。お互いさまとか戦争だからとか、簡単に割り切れるものではない。今の平和の基盤の脆さを思う。父親は決して硫黄島のことを話さなかったという。英雄の傷は、硫黄島の地中に張り巡らされた迷路の如く、暗く深い。2018/08/05

f/s

2
もともと映画を見ていたから大体の内容は知っていた。 それをさらに詳しく知ることが出来て良かった。日本人視点の硫黄島の戦いとアメリカ人視点で見比べるといろいろと見えてくる。2014/08/24

げんさん

1
有名な写真の6人の記録を丹念に追う。戦死した3人はもとより、米国に帰国できた3人も、必ずしも幸福ではなかったようだ。軍事用語などの誤訳が目立ち、やや興ざめ。2014/04/21

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