出版社内容情報
高橋直子[タカハシナオコ]
著・文・その他
内容説明
ユタカを背に飾った悲願のG1制覇!小さな体に秘められた闘志の物語。究極の“善戦馬”の素顔に迫った愛と感動のノンフィクション。
目次
第1章 誕生
第2章 競馬場へ
第3章 シルバーコレクター
第4章 土砂降りの中の勝利
第5章 歴史を変えた日
第6章 運命のレース
第7章 黄金旅程は果てしなく
著者等紹介
高橋直子[タカハシナオコ]
作家。「競走馬は顔が命」と言い切る馬相評論家として有名で、競馬に関する造詣は深い。海外競馬に関する知識も豊富で、血統についても詳しい
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
31
競走馬のステイゴールドの誕生から競馬引退までのお話。読みやすかったです。私が競馬を始める前に他界しているので、ステイゴールドが活躍していた頃の事は知りません。ラストレースの香港でG1をハナ差で勝ったという事や気性の激しい馬だったという事ぐらいしか知りませんでした。本当に魅力的な馬だと思います。ステイゴールドを勝たせるために、辛抱強く支え続けた池江調教師や厩舎の方々、騎手の皆さんの姿に感動しました。人も又同じなのでは?と思いました。人を育てるという事も又辛抱強くなくてはいけないのかもしれません。2022/06/24
C-biscuit
13
再読。ダービーはコントレイルの強さが際立っていた。サリオスとの2頭軸3連複を購入していたが、本線のヴェルドライゼンデがハマった。数少ないドリームジャーニー産駒で、ステイゴールドの孫である。今回は、ステイゴールドの孫が3頭もダービーに出走しており、皐月賞の結果から、こういう買い方で馬券になった。そして久しぶりにステイゴールドの本を再読。やっぱりすごい馬である。最後の香港ヴァーズを勝たなければ、これほどの種牡馬にならなかったと思うと、50戦目での初のG1タイトルが感動的である。最近こういう馬がいないのが残念。2020/06/01
明智紫苑
4
私が『ウマ娘』をきっかけにして知った名馬ステイゴールドの現役時代について書かれた本。当馬の関係者の一人曰く「あの馬はものすごい欠落、負の部分を持っているんですね」「しかしときどきその負の部分が消えることがある。欠落が埋められて、奥に潜んでいた完璧なステイゴールドが現れるんです。(中略)だから神の仔なんですよ」。そうなのか。だからこそ、「愛さずにはいられない」名馬だったのだろう。2025/03/11
くみたん
3
馬は可愛いな。なんてったって、名前が良い。2012/01/29
りりり
2
ゴールドシップのお父さんの話。 話に聞くだけだったけど、全編読んでみると、わがままで人間くさくて、とてもドラマチックだ。 確かにファンが沢山いるのもうなずける。最後のレースの勝利には心動かされた。2022/03/31