出版社内容情報
島村洋子[シマムラヨウコ]
著・文・その他
内容説明
私は彼を好きだったわけではないが、彼に性欲を感じていた。有り体に言えば、私は彼と「やりたかった」のだ。(「しようよ。」)不倫が流行らしいけど、この世には夫のことしか考えていない女もいる、ということをわかってほしいもんだわ、と私はワイドショーの人生相談を見ながら考えている。(「シンデレラ」)島村洋子の描く8つの情景。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
12
「好きじゃないわよ。したいだけよ。」女と男の日常から静かに生まれる性愛の匂い。短編集。私は彼を好きだったわけではないが、彼に性欲を感じていた。有り体に言えば、私は彼と「やりたかった」のだ。(「しようよ。」)不倫が流行らしいけど、この世には夫のことしか考えていない女もいる、ということをわかってほしいもんだわ、と私はワイドショーの人生相談を見ながら考えている。(「シンデレラ」)島村洋子の描く8つの情景。 2000/04/29
チェス
6
読みやすい短編集。図書館本。2019/05/18
悪者みきこ
4
20年くらい前に読んで、何故か最近突然読みたくなった。しかし作者も作品名も最初思い出せなくて、最後の短編のあらすじだけは覚えていたものの、あらすじを検索してもAIに聞いても見つからず。表紙の色と図書館の棚の位置は覚えてたから頑張って探した!!2025/06/30
まり
2
数十年ぶりに読んだ島村さん。長い年月が作風を変えたのかな・・・?恋愛短編集というよりも「性」の短編集っていう感じがします。かといって、官能小説ほどではないのでサクッと読めます。最後のお話「シンデレラ」が面白かった。ダイスキな旦那さんとの性生活をシビン扱いだと表現する辺りが笑ってしまった。2010/08/22
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- 和書
- 当身殺活術の極意