目次
吉田博・人と芸術
全木版画(木版画 No.1‐No.249;共同制作・注文制作 No.250‐No.265)
参考作品・資料(油彩画;水彩・スケッチ;吉田博自摺の版画目録 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
41
川瀬巴水と同時代の新版画。世界を旅して描かれた雄大な風景にため息がでる。聞けばダイアナ妃もこの作品を愛していたとか。そのうち、現物の展示を見たい。2024/10/03
booklight
25
吉田博の250枚の版画が大判で見られて楽しい。同じ版で色違いなどもある。山はもちろん、川、海、都市の夜景などもいい。版画独特の味のある塗りと西洋画で培われた描写力が、そこでとらえている感情を伝えてくれる。山は様々な山岳の表情が描かれて山の雰囲気を思い出させるし、空や雲の勇壮な様子や、川や海のまぶしい水面もいい。夜景でぼんやり見える闇の様子も版画ならでは。江戸への郷愁に留まらないのが吉田博の強みで、山はよいモチーフになっていたことがわかる。海外の風景も妙な面白みがある。2022/11/05
テイネハイランド
17
図書館本。画家の吉田博氏(1876-1950)については本書の存在を知るまで存じ上げませんでしたが、この大型本で彼の木版画をぱらぱら見ていると、温かみのある画風にとても魅力を感じます。瀬戸内海に浮かぶ小舟を描いた38(「光る海」)、象に乗るインド人の男を描いた160(「象」)などいい絵を挙げればきりがない感じです。P.214-217には木版画の摺り工程も載っています。2024/11/16
kaz
1
水彩画のイメージか。水の柔らかい感じが独特の世界を作っているような気がする。図書館の内容紹介は『世界各地の風景を浮世絵の技法を用いて手掛けた「新版画」を代表する画家・吉田博。彼が1920~1946年に制作した全木版画を掲載する。作品解説、年譜等も収録』。 2021/09/03
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