内容説明
「般若心経」にも頻繁に使われる「空」。「空」の意味がわからなければ「般若心経」も、仏教思想も読み解けない。しかし日本人は「空」を誤解してはいまいか。仏教キーワード「空」を分かりやすく解明し、日本の仏教観にアンチテーゼを唱える。
目次
水波の不離
金莊の不異
五大と空
「般若心経」の正しい読み方
法華経の空
龍猛菩薩と「中論」、空観の原点
無我と真我、禅と空
阿弥陀来迎と空の世界
老荘思想と空
宇宙と空
涅槃と彼岸、仏事の意義
仏教寺院の改革
著者等紹介
篠原令[シノハラツカサ]
中国の4大地方語をはじめ、アジアの4カ国語を自由に操るフリージャーナリスト。1年の半分はアジアで活躍し、アジア各国の仏教界の指導者や、中国政界トップ層にも知己は多い。専門分野は政治・経済・文化の多方面にわたり、雑誌などへの寄稿は多数。著書は、中国・台湾、韓国でも翻訳・出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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