NAFL選書<br> ウチとソトの言語文化学―文法を文化で切る

NAFL選書
ウチとソトの言語文化学―文法を文化で切る

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872346336
  • NDC分類 801.03
  • Cコード C0081

出版社内容情報

「文法を文化で切る」という新しい視点から言語と文化のかかわり合いを考察する。「ウチとソト」という基本的な空間概念によって、言語と文化の関係を分析した文法教育の新しい方向を示唆する書。

内容説明

言語と文化のつながりの問題は、多くの人が着眼し、論じてきたテーマである。本書は「文法を文化で切る」という今までになかった新しい視点から、言語と文化の関わり合いを考察。基本的文法事項を引き合いに出しながら、具体例を豊富にあげて明快に解説。文法教育の新しい方向を示唆する。

目次

ウチとソトの空間概念
ウチ空間の行動と心理
「感覚志向」のウチ文化
ウチ文化の視覚性
贈り物の文化学
語順―迷路を導く修飾語
授受動詞―共感ヒエラルキーのシンタックス
コソアド体系―縄張りの交通整理
「は」と「が」―ウチ、ソト情報の分類指標
常体と敬体―ウチとソト変換の文法環境〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

13km

1
日本語が内向きと外向きになっているのは古代の日本へは文化はソトから来たからこのような言葉になったのだろうか?んー気になるー。2012/04/12

まーれ

1
この本、欲しい!でも絶版なんですよねぇ・・・2012/02/09

yasukotta

0
 図書館から借りました。本書が示そうとしていることは「日本人のウチの空間の感覚的な使い方が日本語の中、とりわけ文法の中にも平行して出てきている」ことであると序文に書かれています。その目標を達成するために、まずは第1章から第5章まではウチ文化としての日本文化が記述されています。残りの第6章から第18章はウチ文化の観点から日本語が分析されています。言葉の全ての側面が文化で「切る」ことは難しいでしょうが、本書は言葉の一部分を眺める観点を与えてくれています。個々の章が短いので読みやすいです。2019/02/13

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