内容説明
失敗を繰り返し、自己嫌悪のかたまりになり、反省し、だがまた飲みに行く。それが、飲み助の人生の幸福というものだから…。世界一飲酒に寛容な国の読者に贈る「酒」のすべて。
目次
第1章 文化
第2章 世界
第3章 歴史
第4章 健康
第5章 経済
さらなる情報を
著者等紹介
ブロウンリー,ニック[ブロウンリー,ニック][Brownlee,Nick]
イギリスのジャーナリスト
小林千枝子[コバヤシチエコ]
1970年、上智大学卒業。翻訳者兼ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れいだー
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題名にもある「天使か悪魔か」の通り、アルコールは人類の文明の発展と共に常にあり人々を豊かにしてきたと謳う上で、いかに人々の心身を蝕み、社会そのものを崩壊させてきたかといった、悪魔の部分をメインに書かれた一冊。 イギリスの書籍の翻訳版であるので、イギリスから見た国内外のアルコールの歴史と現状が語られている。 年々アルコール消費量が確実に減少し、全く飲まない人も増加している中で、人類文明と共に寄り添ってきたアルコールは今後どうなってしまうのか、歴史を紐解くと共に未来の行く末も同時にとても考えさせられた。2024/08/18
approach_ys
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アルコールというドラッグは危険なものであるが、見事に文化に組み込まれているため、フラットな目線で評価することができないものなのだなぁとつくづく思う。2020/07/04
itsumiKshi
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「天使か悪魔か」と題するわりに、「悪魔です」と、はっきり言いたげな本書。にしても、読書好きは総じて酒好きなのは、どちらも現実逃避している行為だからなのだろうか。酒やめたい。2020/01/31