出版社内容情報
突破者・宮崎学が四代目工藤會総裁付室長の上高謙一組長とともに、抱腹絶倒・辛抱我慢・任侠愛嬌の福岡刑務所暮らしを描くウルトラ・ノンフィクション!
内容説明
北九州・小倉に本拠地を置く四代目工藤会。地元密着型で任侠精神の誉れ高い極道集団として全国の注目を浴びている。溝下秀男総裁付室長を長く務める上高組・上高謙一組長は、任侠と愛嬌をモットーとする北九州極道の典型的人物。かけた人情が仇となり、冤罪事件で福岡刑務所に下獄することに…。四半世紀ぶりの刑務所は昔と大違い。監房にはテレビが入っているし、ヘアヌードもOK。しかし、刑務所職員と服役者の人となりは昔のまま。そこで、気遣いの人・上高組長の八面六臂の活躍が開始される―。任侠・刑務所・犯罪マニアだけでなく、ビジネスマンにも推奨したい人生指南の一冊。
目次
第1章 そもそもヤクザとは―多少のウンチク
第2章 四半世紀ぶりの塀の中―ゴキブリ、ヘアヌードにドッキリ、ワクワク
第3章 思い起こすは娑婆での思い出―赤面することばかりの我が半生
第4章 塀の中の華麗な日常―男売ります、たとえ火の中塀の中
第5章 塀の中の素敵な面々―兄弟盃、賭博に商談、なんでもござれの強者たち
第6章 晴れて出所の花舞台―日々是精進の小倉便り
著者等紹介
上高謙一[ウエタカケンイチ]
四代目工藤会総裁付室長、上高組組長。昭和24年9月26日、大分県で生まれる。17歳、北九州市・常磐高校在学中に工藤組矢坂組若頭補佐・佐藤稔氏と知り合い矢坂組入り。19歳のとき熊本県人吉少年院に入所、20歳で出所し、矢坂組部屋住みに。24歳、佐世保刑務所に入所26歳で出所し、工藤組玉江(玉江和敏)組若頭となる。そして27歳には小倉刑務所に入所、と20代は塀の中の生活が続く。30歳で出所してまもなく工藤組と草野一家の抗争が始まる。しかし、指名手配を受け8年半の逃亡生活に入る。38歳、小倉に戻り、合併が成立した工藤連合草野一家の玉江組代行に。39歳、溝下秀男総裁から盃を受け直系となる。平成11年(49歳)、置き引き事件に遭い、平成12年、福岡刑務所に入所。平成15年に出所し現在に至る
宮崎学[ミヤザキマナブ]
作家。昭和20年、京都伏見の寺村組組長の息子として生を受ける。早稲田大学法学部入学後は、日本共産党ゲバルト部隊で名を馳せる。その後、『週刊現代』記者などを経て、裏社会で活躍。グリコ・森永事件では、「キツネ目の男」に擬され、警察に最重要参考人としてマークされる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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