内容説明
本書の前半では、都内某所の会議室で年4回開かれている、と学会例会の模様が再録されている。会員が発見したアイテムを持ち寄って発表するのだが、基本的には会員以外参加できない。しかし、その面白さを多くの方に知っていただきたくて、こうして本にまとめたわけである。本の最後では、2002年7月13日に島根県玉造温泉で開かれた日本SF大会での企画「第11回日本トンデモ本大賞」の模様も収録した。前年度(今回の場合は2001年1月から2002年3月まで)に日本国内で出版された本の中から、最もトンデモないものをファンの投票によって選ぼうという企画である。
目次
1章 と学会例会レポート(発掘!世界初のチャット恋愛漫画?;いい『作』や!取れ悪かくあれと!ヤクザ言い;プルトニウムは増殖している;ハンサムだってオタクかも;日米通販パラレルワールド ほか)
2章 第11回トンデモ本大賞発表(パネラー紹介;ノミネート作は5冊;ノミネート外作品紹介;大賞発表)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
24
2003年のと学会議事録的な一冊。個人的には各メンバーからの紹介よりも大賞ノミネート作品紹介のところが一番面白かった。『ストーンオーシャン超常心理分析書』は著者がJOJOをまったく読まずに書いているため、とんでもない解釈(DIOと空条承太郎は同一人物!?など)を連発し、脱線しまくるという内容になっている『邪悪の石/本当は恐ろしいハリー・ポッター』はイギリスで出ている作品を翻訳したものだそうだが、ハリー・ポッターが悪魔の子だという解釈をゴリ押しし、二次創作小説まで載せているクレイジーな一冊。2022/12/30
greenman
1
2003年度のと学会と第11回トンデモ本大賞の発表会を収録。今の日本では大気中をふわふわ飛ぶプルトニウムの絵本を笑うことはできないけれど、台湾の秋葉原のレポートやマガジンベイブスで美女が銃をぶっ放す映像とかあいわらずな内容だ。プレアデス星人とかオリオンのくノ一って一体何なんだろうw2012/03/01
k-young
0
2003年発売のものなのでネタに時代を感じつつ、あーそんなことあったね懐かしいなーとか思えるってことはもう思考に「と」が染み付いてる証拠かw「と」歴が長い人は楽しく読めるけど、やっぱりこういうのはリアルタイムで読みたいなあ。2013/01/22
Meistersinger
0
奇跡の詩人ネタか2003/04/15
みーすけ
0
(借)2008/10/17