内容説明
十余年の歳月をかけ、膨大な関係者へのインタビューと克明な資料調査をもとに圧倒的なスケールと迫力で描き出した巨艦「武蔵」衝撃の真実。
目次
海軍兵学校
三菱長崎造船所
軍艦旗
トラック島
浮かべる城
海軍少尉候補生
甲板士官
パラオ泊地
呉軍港
二隻の駆逐艦
第一次ソロモン海戦
サボ島沖海戦
マリアナ沖海戦
海上輸送
リンガ泊地
出撃
シブヤン海
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2024/04/11
katta
1
とてつもない仕事である。本書は膨大な資料を分析し、太平洋戦争の開戦から武蔵沈没までの時間を横軸に、乗組員などから取材をし海軍の動きを全て網羅していく。上巻はプロローグ。手強い。2009/06/29
あにき
0
兄弟艦大和に比べ影の薄い武蔵。主砲を放つこと無く艦隊から脱落して行くように沈んで行った姿に自らを重ねて読み始めた。著者は武蔵のドキュメンタリー映画を撮り終えた後にこの本を上梓する。武蔵を中心にやがて訪れる激闘を繰り広げる人々が少しづつ集まってくる様子に映像を見るような鮮やかさがある。また後に武蔵の救助活動を行うことになる駆逐艦にも紙数を割き単なる戦記に終わらない厚みが生じている。8割近くは武蔵は戦闘らしい戦闘はせず、兵士たちの日常が伺える内容である。また駆逐艦たちの水雷戦隊の休むこと無い激闘が対象的である2008/02/28
omatsu
0
膨大な情報量に読み終わるまでに時間がかかった⇒これから下巻がまっている。2012/07/08