感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
0
今回、コメントを書くために改めて本書の内容をパラパラと読み返してみたが、比較的読みやすい文章とは裏腹に、とてつもない含蓄を含んでいたということに今さら乍らに気づかされ、思わず恥じ入ってしまった。これまでの反省から、もう少しじっくり読もうと思って頁を進めてきたはずなのだが…これは見方をかえれば、一回読んで、全てを分かった気になるのではなく、後で二度、三度と読み返す度に新たな発見がある…それだけの反復性に耐える価値を有する書ではないか?個人的には第八章の「仏教とキリスト教における真人」が特に印象に残った。2010/08/06