内容説明
いま日本の政治はどうなっているのか、どこを変えるべきなのか。本書は、厳選した65の項目にコンパクトな解説と図解を左右見開き頁で構成し、簡明な形で日本の政治を浮き彫りにする。序では、日本の民主主義の歴史と現状について解説。人権の尊重と拡充を根底にした民主主義観を提示す。1では、公共政策の意味と具体的な形成過程を扱い、日本の病根を摘出。それが明らかになれば政治改革は進歩する。2では、政治改革の司令塔となるべき内閣制度と首相の役割について触れる。「官」から「政」の自立の問題と制度改革を視野に収める。3では、民主主義は国家形態としての議会制民主主義に収斂されるが、そこでのいくつかの問題点を検討する。4では、日本の安全保障を検討する素材を多角的に示し、平和と安全の方向性を考える。
目次
序 民主主義の断章(人権思想の歴史;民主主義の発展 ほか)
1 いま公共政策の決定過程は!(公共の利益;公共政策の類型 ほか)
2 いま議院内閣制は!(議院内閣制の原理;日本の議院内閣制 ほか)
3 いま議会制民主主義は!(議会制民主主義は機能しているか―国民代表と討論・多数決原理;議会制民主主義は機能しているか―行政統制と地方分権 ほか)
4 いま安全保障は!(自衛隊の軍事力はどこまで;防衛白書と「潜在的敵国」 ほか)
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