内容説明
「洋服の時代が来る」明治30年、千代37歳。東京・九段の自宅に和洋裁縫女学院を開設。すべては女性の自立・自営のため―。女子教育の種をまき、花を咲かせた生涯。和洋女子大学創設者の苦悩と情熱。
目次
第1章 古里盛岡(顕彰碑建立―生誕の地 志を未来へ;生い立ち―学問が生きる希望に ほか)
第2章 学びから開学へ(出会い―教育の道 夫が後押し;夫の才覚―雑誌通し青少年育成 ほか)
第3章 独自教育(近代女子教育―明治30年代に花開く;独自教育 上―時代見据え洋裁に力 ほか)
第4章 女子教育(後藤新平―学校設立の原動力に;新渡戸稲造―ともに女子教育尽力 ほか)
第5章 千代からの贈り物(面影 上―一見控えめ 心は強く;面影 下―人情あふれる教育者 ほか)
堀越千代を語る
堀越千代 論説講話―同窓会誌「むら竹」より
著者等紹介
及川亜希子[オイカワアキコ]
お茶の水女子大学卒。1998年岩手日報社入社。編集局整理部、宮古支局、報道部などを経て2018年学芸部(現文化部)次長。2021年広告事業局企画推進部長、2022年編集局文化部長。1974年生まれ。岩手県北上市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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