内容説明
美術教育の驚異的成果を背景に神秘に包まれた創造性を大胆に追究。アインシュタイン、エジソンらの創造と視覚言語の関係を解明するユニークな課題が内なる創造性を引き出し高める実践の書。「脳の右側で描け」の著者B.エドワーズ注目の第2作。
目次
ものの見方を見直す(創造性―カメレオンのような概念;創造性をじっくりと見る)
思考の視覚化(もう一つの言語を引き出す;洞察を引き出す;直観を引き出す;意味を内から外へ引き出す)
思考のための新しい戦略(新しい視点を引き出す;美しいジェスチャーを引き出す;かたつむりのペースで描く;仮説の裏側を引き出す;見ることには眼球に入る以上のものがある;道を照らす影)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paluko
8
「キャッチボールや針に糸を通すことができれば、あるいは鉛筆で自分の名前を書くことができれば、画を上手に、芸術的に、創造的に描けるようになる」(8頁)という著者の主張は有名な前著『脳の右側で描け』と共通だが、この本では絵に描くことによって美術・芸術的な課題に限らず自分の抱えている問題に光を当てていく「アナログ問題画」という手法を紹介していて興味深い。ただ、両サイドにいろいろな参考文献の引用がぎっしり詰まっているのは本文への集中を妨げてかなり読みにくい。13章の超高速お絵描き(ジェスチャー画)、14章では2022/02/18
shirokuromarble
2
やっと読みおわったー。ふぅーっ。着眼点や語っていることは超興味深いのに、日本語がマズすぎて残念。眠り薬が本に仕込んであるのかと思った。もしかしたら原著で読んだ方がスムーズかも。内容は「絵画の技法」ではなく「ものの見方を変える」ことの進め。絵を描く人間はもちろんその他の創作活動をしている人はもとより、事務作業や営業みたいな仕事にも役立ちそうでとてもよいのに……。やっぱり日本語に難が……2012/07/03
Yoko Narano
1
「アナログ画」の部分が読みたかったので、残りは少々飛ばし読み。自分でも課題をやってみて、面白かった。線は「読む」ことができるもの。アナログ画という抽象画は、脳の中の言語化できていない何か、いわゆる「右脳」にアクセスするための一つの方法。そして、心理療法にも通じるものがあると思った(たとえば箱庭は、何だか分からないけどエネルギーを注いで作った後、あらためて見ると、その意味が分かる。それが新たな気づきになる)。2016/12/25
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