気球の本
バルカンの亡霊たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 423p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784871886246
  • NDC分類 239
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ユダヤ系アメリカ人ジャーナリストの鋭い視線がとらえる、置き去りにされた民族の感情と、その背後にひそむ歴史。

内容説明

置き去りにされた民族の声。クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア…。ユダヤ系アメリカ人ジャーナリストの鋭い視線がとらえた人びとの屈折した心情と、その背後にひそむ歴史。

目次

プロローグ 聖人、テロリスト、血、聖水
第1部 ユーゴスラビア―バルカン史への序曲
第2部 ルーマニア―ラテン民族の受難劇
第3部 ブルガリア―共産党とビザンチン帝国の伝統
第4部 ギリシャ―西洋の愛人にして東洋の花嫁
エピローグ アドリアノープルへの道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

7
ユダヤ系アメリカ人のジャーナリストが、冷戦末期の1980年代前半から冷戦終結直後1990年代初頭まで断続的にバルカン諸国を回り、その変化を伝えるルポ。対象は、旧ユーゴ、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャの四か国。行く先々で著者は各民族の他民族への怨念と自民族に対する強烈な情熱を目の当たりにする。それは農民、詩人、研究者、外交官、政治家など社会各層に幅広く見られ、この地域が「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたのも納得。その背景には、互いに「栄光の過去」を持つ民族同士が故地を狙い合う、どうにもならない地域性があった2021/09/07

たつみ

1
ヨーロッパ以外の文化に対する無神経さがちょいちょい気になりはするけれど、それを差し引いても面白かった。ルーマニアの記述が多い。血腥く身も蓋もないバルカンの現実2014/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/185671
  • ご注意事項

最近チェックした商品